あなたの知らないアルパカの世界



超コスパの優れたボトルワインの話じゃないよ。

CM出演もこなすホワイトキュートなアルパカさんは、長いまつ毛と愛らしいパッチリお目々、口角が上がってるので常に微笑んでいるように見えます。大変愛くるしい。
そんなアルパカは、知ってるようで意外と知られてない。これはいけないのでアルパカの魅力を紹介します。


wikipedia先生情報


wikipedia先生によると、時速40kmで走るらしい。ちょっとスピード違反した原付ぐらいですね、早い!

アルパカの毛は手触りがとっても良くて、高級繊維としてセーターやコートに使用されます。また、その毛は一生伸び続けるので刈らなければどんどん伸び続け、最終的にはモップのようになってしまいます。それでもどんどん伸び続ける。

「フェ~」「フーンフーン」と鳴くとwikipedia先生には書いてありましたが、私が那須アルパカ牧場で聴いた鳴き声は「ヴェー」とか「ブーン」とか濁音でした。
⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン

角がなければ上の歯もない、そんな彼らの攻撃手段は唾を飛ばすことです。オス同士で喧嘩してるところを見たことがありますが、立ち上がって相撲のように組み合いながら唾を飛ばし合うだけのとても平和なものでした。


アルパカをペットとして飼いたいあなたへ


アルパカは群れで生息しているので、多頭飼いが基本です。ウサギは寂しいと死んでしまうのは嘘だといいますが、アルパカはウサギより寂しがり屋さんなんですね。

アルパカの飼育には広大な土地が必要で、国際アルパカ協会の提示する飼育に必要な面積は、1ha(=10,000㎡)/5アルパカだそうです。また、別途毛づくろいのために砂場が必要です。
私の家は7畳(=12.7683㎡)なので、少なくとも一端の専卒会社員が東京都内でアルパカを飼育するのはかなり困難なようです。

気になる入手ルートですが、日本ではアルパカ400頭以上を飼育している那須アルパカ牧場で販売しています。公式HPによると、毛色や毛並みによって価格は変動しますとのことです。

それでもどうしてもアルパカが買いたくて諦めきれないあなたは、アメリカのロボット企業ボストン・ダイナミクス社が開発したSpotMiniをアルパカの代わりに購入するのはどうでしょうか。


高さ60cmとアルパカより一回り程小柄ですが、走り方や首の長さはアルパカに良く似ています。グラスや缶を拾って片付けることもできるようです。私は毛がないので論外だと思いますが、バナナの皮で転んでも自ら起き上がり小気味よく階段を上っていく後ろ姿はとても愛くるしいです。


アルパカの飼育ビジネス

今アルパカではアメリカバブルというのが起こってるらしいです。
アルパカの毛は前述したとおり高級繊維ですが、実際の毛は全然高く売れないらしいです。(50ポンド/年だとか)
しかし、血統の良いアルパカは20,000ドルで取引されている。これはアルパカの毛によって収入を見込んでいるのではなく、売却益のためにアルパカが高値取引されているということです。ジャパニーズバブルは土地や建物だったけど、それのアルパカバージョンというわけですね。

お金の有り余っている方は、アルパカビジネスに投資してみるのもいかがでしょうか。