浅草飲み歩きのすゝめ

観光地として有名な浅草。
ふらふらちびちび飲み歩くには最適なところです。

神谷バー


言わずと知れた電気ブランで超有名なバー。
日本で一番古いバー。住所が1-1-1ってのもかっこいい。
オレンジ色の照明で照らされ陽気な店内を
タキシードのボーイとお嬢さん達ががせわしなく行き来する。
明治~大正のロングドレスの夫人にハットのオジサマなんかが似合いそうだけど、お客のほとんどは首にタオルかけて昼間から顔を真っ赤にして飲んだくれてる地元のおっちゃん達。
キャリーケースをもった観光客も多かった。
敷居が高そうだけどそうでもないのでサクッと飲むには丁度良い。

ここで飲む電気ブランは格別美味い。
思わずポンポン飲んでボーイに絡むうざい酔っ払いになるなど。
ビールをチェイサーに電気ブランをやってる人はほとんどいなかった。
ちなみに電気ブラン以外にもカクテルとかワインもある。
カミヤワインのみながらオーロラソースのかかったちくわの揚げものなんか食べて
明治時代のバタ臭い気分を味わうのなんかも良い。

尾張屋のそば

ビールがまた合う
前に上野の飲み屋で仲良くなった兄ちゃんがここの店員さんで「うちの蕎麦は日本一だから絶対食べたほうが良い」って自信満々で何度も言うもんだから訪れた。
横に横にはみ出てる特大ボリューミーな海老天が載った蕎麦が名物。
喉にひっかかるような食感に香り高い蕎麦は絶品。
あと、蕎麦粉で作った蕎麦豆腐も美味しいしまたビールに合う。
江戸時代から続く浅草では結構老舗の有名店だったらしい。
あと帰りに扉閉めなくておばちゃんに怒られた。
ヒィ、自動ドアだと思ってたんですごめんなさい。

浅草寺

昼の激混み
浅草寺は観光?いいえ。つまみを食べ歩きながら酔い覚ましに散歩するところです。
昼間はアッホみたいに人が多くてまともに歩けないから
ちょっと飲んで観光客のまばらになった夕方に行くのがオススメ。
ほろ酔いで出店の飴細工をみたり、煎餅を食べながらブラブラ。
前回ここでおみくじ(凶)をもった外国人に声をかけられて「good? bad?」って聞かれたことがある。
満面の笑みで「ベリーベリーグッド!」って言った。やさしいせかい。

浅草ホッピー通り


ほろほろの牛スジ。こんにゃくがうまい。
寺を抜けて花やしきの方へ進んでいくと寂れた商店街が連なってる。
ここを抜けると店員さんの呼び込みと笑い声が響く飲み屋街が突然現れる!
あとで調べてわかったけど「ホッピー通り」って呼ばれる有名な酒場通りだったらしい。
どこの店も半分露店みたいな居酒屋で、ここの道路は椅子と机で埋まってる。
コッテコテの牛スジ煮込みに鯨の刺身なんかをつまみにして
粗悪そうな(ほめ言葉)レモンハイを飲みながら競馬。
心に決めた一店でまったり飲むも良し、時間の限りハシゴの旅を決め込むのも良し。