尾崎放哉の「咳をしても一人」ぐらいは知ってたけど、この本で自由律俳句というものを知った。奇を衒い過ぎず、ただのあるあるではなく、ワビサビを感じるように・・・ってこれは結構難しいなってちょこちょこ作ってみて思った次第。以下感化された勢いで書いた自由律俳句。
昨日食べたと言い出せず焼肉
受話器から相槌から寝息
海の近くまで行くだけのつもりが
案外女爪
押した階には止まらない方に乗ってしまった
夢、ゾンビからの逃げ方がワンパターン
長いほうが似合ってたとは言えない
一次会で撤退しておけばよかった
想定以上に巻きついてきたパスタ
来店3回目で割り出汁がもらえると知る
歌い始めて初めて聞いたCメロ
話が終わるタイミング掴めずドアノブ掴んだまま
お土産渡せず自分で食う
苦し紛れの音読みが合ってた
何の日かわからないけど祝日
道に寝転がる子供の洗濯の心配
風呂で寝ても一人
見に覚えがない手のペトペト
毎朝見る犬がいない
イチゴ味だけ再現率が低い