岸見一郎/嫌われる勇気を読んで考えること

半年ぐらい前に「嫌われる勇気」を読みました。
基本的に自己啓発本アレルギーなんだけどこの本はちゃんと読みきりました。
読後最初の感想は「哲人×青年の薄い本がいっぱい出るんだろうなあ・・・」だったけどそうでもなかったね。この前放送された世にも奇妙な物語の「クイズのおっさん」と同じ匂いがするんだけど、なんでこっちは流行らんかったんやろ。
それは置いといて、その本について、というかアドラー心理学について思ったことを少し。

この本を読んで、ついでにアドラー先生がアイドルになる漫画を読んで、アドラー心理学ってのを私なりに解釈すると、「自分のやりたいことやって世間に貢献すれば誰でもハッピーになれるやで」だと思います。あくまで私の解釈です。

「言い訳をしない」
「嫌われても気にせず自分の信じる道を行く」
「自分を認めてもらおうと思わずに他者に貢献する」

って言ってることには納得できる。
そりゃみんながみんなこういう人の世界なら超ハッピーだろうけれど、そうではないわけで、仮に私が実践したとすると臆病な自尊心と尊大な羞恥心からくるストレスで胃に穴が空きそうです。胃に穴が空いたところでアドラー理論で行くと、「ストレスアピールをしたいが為にアドラー心理学を言い訳に使った」になるのかなあ。

もし小学校高学年ぐらいにこれを読んでたら、今よりちょっとステキな人になれたかもしれないけれど、今から11年頑張って意識改革する気はサラサラないので理想の1つとして頭の片隅に置いておきたいな、という感じ。